だ液の話

食べ物を食べる時には「おいしい」「甘い」「苦い」など、「味」を感じますが、人がどうやって味を感じているのか知っていますか?

食べ物の味というのは、味の成分が溶けて、それが唾液と混じり、舌や軟口蓋にある「味蕾(みらい)」という小さな器官(人間の舌には約10,000個の味蕾があるそうです)で反応して味を感じることができています。

つまり、味を感じるためには唾液が必要で、唾液が減るということは味を感じにくくなるだけでなく、口内の潤いがなくなり、舌と食べ物が直接こすれ合ってしまい、炎症を起こしたり、味蕾を失ってしまうこともあります。

唾液が減ることが「味覚障害」を引き起こすことになるんです。

食事の時によく噛まずに食べてしまうと、唾液が減ってしまいます。

食べる時によく噛むことで、唾液の分泌を促進させることができます。

もちろんよく噛むには健康な歯が大事なので、歯の健康を保って、よく噛んで美味しく食べられるようにしましょう。

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