世界初の入れ歯
世界で初めての入れ歯が、日本で作られたということはご存知でしょうか?
我が国の木製入れ歯の技術は、実は世界で一番古いんです。
その世界で初めて作られた入れ歯は、天文7年(1583年)に74歳で亡くなった和歌山県の願成寺というお寺の尼僧であった「仏姫」が使っていた、黄楊(つげ)の入れ歯だと言われています。
素材が木なので、想像すると何とも痛そうな気がしますが、黄楊は実は割れにくく、肌触りも良いんです。
実際使う時には、丸一日煮て柔らかくしてから使われたと言われており、案外使い心地は良かったのかもしれませんね。
木を彫り、削って入れ歯の形にして使うという発想は、「木の文化」を持っている日本人特有のものだと思います。
食事をしても落ちないよう、歯のない上顎の粘膜に吸い付くようにくっついてキープできるように出来ており、この仕組みは、現在の総入れ歯が顎に吸い付く形をとっているのと同じなので、当時の日本人の発想力、技術力は素晴らしかったのですね。
日本人の歯に対する意識の高さは、昔からだったのかもしれませんね。
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