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虫歯の遺伝

「親の虫歯が子どもにも虫歯うつる」と耳にしたことはありませんか？
このことから「虫歯が遺伝してしまうのでは！？」と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

結論から言いますと、虫歯が遺伝するということはありません。

虫歯は、口の中に虫歯菌(ミュータンス菌)が存在していないと虫歯にはなりません。
そして、赤ちゃんの頃は、虫歯菌は存在していません。
小さい頃に、親が子供と同じ箸を使用する、親が食べ物を子どもに噛み砕いて与える、このようなことで、親が持つ虫歯菌が子どもに感染してしまいます。

お子さんに虫歯菌をうつさないためには、箸を使い分ける、口移しをしないなどの対策が大切です。
一家揃って、口の中を「清潔に」「綺麗に」保てると良いですね。
しかし、残念ながら、「虫歯のなりやすさ」は遺伝するという説があります。

歯や唾液の「質」が遺伝と密接しており、生まれつき歯が弱い人は虫歯になりやすい傾向にあります。
虫歯にならないように、丈夫な歯を作っていく意識を持って生活を営んでいきましょう。